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2010年8月28日 (土)

Rd.14 Peak Antifreeze and Motor Oil Indy 300

4929414057_980ce0c6f2_z_2 茂木のインディジャパン300マイルまで、後1ヶ月を切り、
最後のオーバル4連戦、シカゴランドです。

インディの予選のアタック順は、くじ引きで決まります。
Indycar2010chitm0001 遅い順を選んだ佐藤選手は、経験がない分、必死に情報を集めます。
F1ドライバーのプライドや格好などよりも、
今自分が一つでも進化出来る事に対して出来る努力があるのなら、
格好など気にしません。
その我武者羅さは高校の自転車競技時代から変わることはありません。4968725768_e955d81c12
そして、それまで走っていた自分の走行ラインと、
トップドライバーの走行ラインに気が付きます。
佐藤選手は予選をアイオワに次ぐ10番手でクオリファイしました。
Qf 佐藤選手のコメント
「10番手はうれしい結果です。先に走ったドライバーたちのラインが私とは違い、そちらがいいと考えられたので、アタックでトライしてみました。ウオーム アップラップでは高いラインを走って勢いをつけ、アタック1周目から新しいラインを走行。その1周目で得られたフィーリングをもとにして2周目にはさらに いい走りができました。マシンの仕上がりはよく、私の週末のベストを予選アタックの中で記録できました。レースに向けてはトラフィックでのハンドリングが 重要なので、夕方のウオームアップでそれをよくしていこうと考えています」

 

 

Indycar2010chitm0030 決勝は、順調な滑り出しでしたが、またも不運が襲い、スローパンクチャーによってピットインする事になりラップダウンになってしまいます。
しかし幸運にもトップグループもグリーン下のピットとなり、56周目にはリードラップを取り戻し13番手へ復活。
4968708738_7ff522c057_z 78周目のフルコースコーションで全員一緒にピットイン。皆より給油量が多かったのにもかかわらず、あのKVレーシングのクルーが抜群の動きを見せて、佐藤選手を送り出しました。
Indycar2010chitm0034 ここで今シーズンを象徴する不運が再び佐藤選手を襲います。
ピット位置はポイント順ですが、チーム内のピットがバラバラになる事とを嫌うチームは、チーム内の平均を取ってピットを固める事が出来ます。当然KVもピットを固めています。
ピットアウト4968726362_bf360cdd4e_zはレーンを進む車を優先としますので、F1ならロリポップと同じ役割を、右フロントのタイアマンが指示してピットアウトします。
佐藤選手が全力でピットアウトし、ピットレーンを加速していたその時、事もあろうか、同じKVレーシングのヴィソのクルーがピットアウトさせ、佐藤選手の横っ腹にぶつけてきました。
佐藤選手は、見たこともないピットレーンでのアクシデントで180度スピンを喫し、サスペンションを壊されてリタイアしてしまいます。
Rf 佐藤選手のコメント
「スタート後、少し経ってタイヤから空気が抜け始めてしまいました。しばらくの間はコックピットの中でスウェイバーなどを調整して何とかペースを保ってい ましたが、早めにピットインしました。そこからのマシンは調子もよく、フルコースコーションが出たことで再びトップグループでの戦いに戻れるところでし た。ところが、完ぺきなピットストップの直後にチームメートがぶつかってきました。信じられない、起こるべきではないアクシデントによってレースを終えな くてはならないのは本当に悔しい。それでも、今日のマシンの仕上がりのよさから、残る3レースのオーバルに向けて大きな自信をつかむことができました」

4968726130_8705928f5b_z 何か、佐藤選手出なければこんな目には会わないんじゃないかと。
何故神様はここまで佐藤選手に試練を与えるんだろうかね。

次はいよいよ、凱旋前の一戦、ケンタッキーです。
頑張れ、佐藤選手!

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2010年8月22日 (日)

Rd.13 Indy Grand Prix of Sonoma

Indycar2010sontm0001時として、全く想像もでき無い事が起きる。
KVレーシングテクノロジーはチーム全車において、
全くスピードを得ることが出来ず、
セットアップのきっかけもつかめないまま、予選を終了してしまう事になった。
Indycar2010sonbh0007 ヴィソ15番手、佐藤選手17番手、モラレス20番手。
佐藤選手のコメントQf
「今週末の我々のマシンは根本的なところで何かが間違っているのか、大切なものを見つけられていないのか、非常に苦労をしています。全体的にグリップ感が 低く、マシンバランスも取れていません。予選で見たトップグループの走りは、今週に限っては、自分たちとは別世界のものになっていました。事前のテスト、 昨日と今日のプラクティスと予選、それらのデータをもう一度チェックして明日のウオームアップに備えます」

Indycar2010sonbh0092 決勝は、何がどうなったのか、一気に挽回を開始。42周目にはトップ10のポジションまで進出です。
ところがところが最後のピットストップをこなしたとたん、先ほどまでのスピードを失い始め、残り3周に迫った時、佐藤選手は、全く進路やその速度さえ支Indycar2010sontm0054 配出来なくなり、オーバーテイクしてきたダニカに進路をゆずる事が出来ず接触。
緊急ピットインで周回遅れに転がり落ちてしまいました。
佐藤選手のコメント
Rf 「決勝日のウオームアップを走っても、まだマシンがうまく仕上がっていなかったのですが、レースではかなりのオーバーテイクもできて、トップ10までポジ ションを上げることができました。しかし、最後はスローパンクが起きていたのか、何かメカニカルなトラブルが発生していたのか、マシンのフロントが上がっ た状態でペースが大幅に落ち、他車と接触してしまいました。今年のロードレースはこれが最後となりますが、思い描いていた結果を残せませんでした。しか し、ロードレースで得た多くの経験を生かして、残されたオーバルでの4戦を戦いたいと思います」

 

Indycar2010sontm0060 シーズン初めのロードコースシリーズは、経験値が低い事もありましたが、後半のロードシリーズは佐藤選手にしてもここまで結果に結びつかない事になるとは思っても見なかったに違いありません。
いつもインタビューには、笑顔と誠意で答える佐藤選手も、流石に苛立ちを隠Indycar2010sontm0094 せない様子でした。
いつも3台乃至4台を走らせるという事は、F1の2倍の台数を走らせる訳ですから、もう少しセットアップに進化があってもよさそうなものですが、揃って駄目~な事が良く起きます。インディでのチーム内の構成は良く判りませんが、情報共有に進化があればもう少し結果に繋がっていそうな気もします。
元気とやる気が空回りしてしまう事は、2002年や2005年のも見られた事ですが、終盤のオーバルシリーズ、何とか掴んで貰って、母国戦に滅茶苦茶強い佐藤選手の真骨頂を茂木で見せて欲しいと思います。

Indycar2010sontm0133  
終盤のオーバルも、
頑張れ、佐藤選手!

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2010年8月 8日 (日)

Rd.12 Honda Indy 200 presented by Westfield Insurance

Indycar2010mors0265アラバマ、ワトキンスグレン、このミドオハイオと、続くインフィニオンが、

今季インディで行われるパーマネントサーキットレースになります。

これまでの、アラバマでは予選6位(決勝25位)、ワトキンスグレンでは予選5位(決勝15位)と、サードロウまでに入ってきます。

Indycar2010mors0003  

このミドオハイオでも希少なテストが可能だった事もあり、抜群の速さで遂に予選3番手を獲得。セカンドロウは勿論ベストグリッドです。

Indycar2010mors0011 インディ初年度の佐藤選手にとっては、勿論根本的なレースカテゴリーの違いはありますが、レース進行の手順、細かなルール、暗黙の了解、欧州と北米の文化や言語ニュアンスの違いも乗り越えていかなければなりません。

Indycar2010mors0061 例えるなら同じ会社でも違う地域の違う役割の部署へ転勤になった時の戸惑いの様なものです。知っている事を今の部署で生かすまでに、戸惑いと苛立ちが続きます。

一度学習機会を得れば、抜群の能力を発揮する佐藤選手です。12回目の勝手と3回目のパーマネントサーキットで、一度走った事があれば、その速さを一気に爆発させます。

何はともあれ、ファンは万歳三唱の予選3番手。
決勝に期待がかかります。勝っちゃったりして!

Qf_2 佐藤選手のコメント
「今日の予選3番手という結果にとても喜んでいます。プラクティス1回目、2回目、そして予選と、マシンのセットアップを向上させていき、ラップタイムを 縮めていくことができました。先週、テストを行えたことが、私にとってもエンジニアにとっても大きな助けとなりました。予選はタイムがきっ抗していたため に本当に難しかった。厳しい戦いになっていました。そうした中でトップ6に残ってファイナルへと進出でき、自己ベストとなるトップ3入りを達成できまし た。明日のレースは2列目グリッドからいい戦いが見せられることを楽しみにしています」

 

Indycar2010mors0095 決勝は、スタート直後にダリオをパスして2番手へ躍進。

その後取り戻されますが、今日こそは今までの鬱憤を全て打ち払う様に3位を快走します。

Indycar2010mors0139 23周目のフルコースコーションでピットイン。

佐藤選手のKVレーシングは、ランキング順に並ぶピットでは入り口近く。先を行くパワーとダリオは出口近く。

Indycar2010mors0181 ピットレーンでは作業が終わって出る車より、作業に入る車が優先です。レーンの先にあるピットへ向かう車は誰からも邪魔されませんが、入り口近くのピットは出ようとした時、後続のピットへ向かう車が来たら待たなければいけません。

Indycar2010mors0212 佐藤選手の焦りなのか、ピットストップ位置を少し遠くしてしまいました。

その為給油ホースが遠くなってしまい、給油に手間取ります。

ピットアウトした時には、11番手という、ここまでの努力を台無しにするポIndycar2010mors0218 ジションへと転がり落ちてしまいました。

コース上で何としてもポジションを取り戻そうと、佐藤選手は、前を行くディクソンのスリップから4コーナーでインを突きます。

ダスティなインへのオーバースピードというこの無謀なトライは、

そのままセーフティゾーンを突きぬけ、ウォールへ刺さって止まる結果となってしまいました。

 

佐藤選手のファンなら必ず受けるこの独特のガッカリ感。

んん~。

 

Rf_2 佐藤選手のコメント

「レースの序盤は3位を保ち、トップを走るパワーに引き離されることもなく、燃費セーブモードでもいいラップタイムで走り続けることができていました。し かし、1回目のピットストップで給油に時間がかかり、一気に11位まで順位が落ちてしまいました。それをコース上でばん回しなくてはならないと考えてリス タートを迎え、バックストレッチでディクソンのイン側へサイド・バイ・サイドまで並びかけたのですが、イン側の路面はグリップが低く、止まりきれずにコー スアウトを喫してしまいました。本当に悔しい結果です。しかし、決勝スタートからトップコンテンダーと互角に走り、ラップタイムや燃費などの面でもいい レースを戦えました。多くの収穫を得られたレースなので、次のインフィニオン・レースウェイではまたトップグループのバトルに加わりたいと思います」

 

Img_371376_16160992_0 ま、一番凹んだのは佐藤選手だと思います。

次戦は、今季最後の(もう!)ロードコース、インフィニオン。

次こそ結果を。

頑張れ、佐藤選手!

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