ホンダを救う。
蝿男事件で首謀者とも言われるホンダ。
かつて国際レーシングコースをモータリゼーション黎明期に建設。
モータースポーツを以って世界にその価値を示してきたホンダが、
2006年以来、自らのレーシングチームのCEOに頭が上がらず、
失策を繰り返し、
今や昨年大事件を起こした豊田に次いで、
2008年5月6日
遂には日本のモータースポーツファンに軽蔑されるホンダと成り下がった。
一部には、
『ホンダ、F1緊急記者会見』の見出しで
「 ホンダが5月8日(木)にF1記者会見を行うことが明らかになった。ホンダ広報・モータースポーツ担当の大島裕志執行役員が会見を行うという。」
と言う報道がなされ、
さすがに、半年逃げ回った豊田とは違う。
間違った事を謝罪しないにしても、
ホンダなりの事情を直ちに語ろうとする気概が見えるかに思えたが、
直ちにこの記事は削除され、
会見は行われなかった。
複数のサイトで一旦記事になった位なので、煙も無かった事はあるまい。
ホンダは極めて重要だったタイミングを逸した事になる。
2006年から佐藤選手のセカンドドライバーを勤める予定だったバリケロが、
祝賀ゴルフコンペ、「ルーベンス・バリチェロ257ゴルフトーナメント」をホンダに行って貰い、
最後はサプライズに蝿男がプレゼンテイターとなり、
ファイアブレード(CBR1000RR)をプレゼントされた。
そして、今週のトルコGPでは、257戦出場記録に因み、「257」特別仕様のカラーリングで挑む事になっている。
スチュワート時代が最も輝いていたにしても、永く働いた方に、充分な敬意を払うことは当然である。
おそらく、この今後おいそれとは抜かれそうに無い目出度い記録を、特別仕様にしてあげて花道とし、ポイントも取れないどころか、ピットレーンの走り方さえままならなくなったバリケロに代わり、モナコからは佐藤選手にというのが大方の期待だろうと思う。
戦力から言えば、当然である。
だけれどもだ。
ホンダは今、復活を成さねばならない。
それは、レースに勝つとか負けるとかという低い次元の話ではなく、
ホンダが世界最高峰のモータースポーツに挑戦するという企業としての意義として、
自らのF1チームの意義を正さなければならない。
お金で買ったホンダ100%は、船出の瞬間から魂は100%どころか擦り減る一方で、最早風前の灯となっている。
本当のホンダ100%レーシングチームへと復活する為に、
ニック・フライCEOの即時更迭(理由など腐るほどある)、
ジェンソン・バトンのイベントドライバーへの降格(飼い殺す)、
佐藤選手をモナコGPからファーストドライバーへ復帰。
2009年開幕からレギュラーセカンドドライバー契約前提でアンソニー・デビットソンのサードドライバー復帰。
旧SAF1チームスタッフ全員の雇用。
技研からのCEO着任。
3年にわたって日本のF1を佐藤選手とともに支え、苦労に苦労を重ねた鈴木亜久里氏への充分なポストの用意。
以上をトルコGPの行われる週末に発表する事ができれば、
ホンダは救われるチャンスが生まれる。
確かに100億円だったかに至る金額の損失は大きいでしょう。
それをこれ以上膨らませたくないとも考えたでしょう。
そして、結果、目先の損得に囚われ、蝿男に振り回されて、天文学的な数字の金額に値する、自分たちの一番大事なものを失ったわけです。
一生懸命にレースをしていれば、シリーズを制覇しなくても得られるものは沢山あります。
そして、一生懸命にレースをしていれば、シリーズを制覇する日も来ます。
失敗は誰にでもあることですし、一生責められるものではありません。
でも、幾度と繰り返した失敗を言い逃れで誤魔化し続けた事で、あまりにも大きなものを失おうとしています。
これは、ラストチャンスだと思います。
今度こその勇断を期待します。
佐藤選手からも、公式サイトでコメントが発表されましたね。
一つ一つの言葉に、憤りも含めて、強い思いがこもっています。
噛み締めて、読みました。
スーパーアグリF1チームがF1から撤退したことが悲しく、残念だという以外に、いまの自分の気持ちを表す言葉は見つかりません。
チームが非常に難しい状態にあることは分かっていましたが、この件に関係しているすべての人たちが何とかして解決策を見出してくれることを心から期待していました。どんな理由があったとしても、そうならなかったことが残念で仕方ありません。
チームが抱えていたすべての問題に対しても常に希望を持ち続け、僕ができる範囲でどうしたらチームをサポートできるかということを考えてきました。
スーパーアグリは小さなチームでしたが、その志は高く、崇高なスピリットを抱いていました。2年半前にチームが動き始めたとき、リフィールドのスタッフは誰もが驚くような働き振りを見せてくれ、たったの4ヵ月でマシーンをグリッドに並べただけでなく、最初のシーズンにしてトップ10でレースにフィニッシュし、昨年は4ポイントを獲得しました。彼らは、不可能を可能にするという意味で、本物のプロフェッショナルだったと思います。
また、亜久里さんがこれまで僕たちのためにしてくれたすべてのことに、深い敬意を抱いています。物事を進めるために懸命の努力を続けてきてくれました。チームのスタッフ全員が全身全霊を傾けてきてくれたことも決して忘れることはできないし、SAF1の短い歩みのなかで彼らが達成してくれたことにも心から感謝しています。チームの初ポイントを獲得したのがたった1年前だったことがいまでは信じられませんし、それからたった1年で、そのときの喜びや興奮が落胆に転じるとは思いもよりませんでした。
これまではSAF1と共にレースすることに全力を投じてきたので、いまはまだ次に進む道がどうなるのかはわかりません。マネージャーとともに今後の可能性を探り、しかるべきときがきたら発表するつもりです。しかしながら、僕はF1から引退するつもりはまったくありません。僕は今まさに、自分自身これまでのなかで最高のドライビングができる状態にあると信じていますし、僕のこれまでのキャリアを通じて信じられないほど熱心にサポートしてきてくれた日本や世界中のファンのみなさんに、もっともっと力強いレースをお見せしたいのです。
2008年5月8日
佐藤琢磨
頑張れ、佐藤選手!
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